第8回秋葉原cafe
9月18日の第8回秋葉原cafeは、アニメやマンガ等を活用した地域活性化をテーマに開催され、大阪府、鳥取県、東京都豊島区における事業展開や活動事例のプレゼンを約50人の方が聴講、コンテンツビジネスへの関心の高さをうかがわせる回となりました。
○テーマ1 : 「大阪府の実施するクールジャパンフロント計画」
プレゼンテーター:大阪府 住宅まちづくり部 タウン推進局管理課 総括主査 中舛健也氏
新産業文化創出研究所 所長/ATP 理事 廣常啓一氏
関西国際空港の隣、りんくうタウンの大阪府公園用地でスタートする、クールジャパンによるまちづくり計画について説明がありました。日本のクール(カッコいい)を集めた国際戦略商店街や商業施設を建設し、周辺の公園部分には国際的に人気の高いマンガやアニメ、ゲームなどのキャラクターメモリアルパークを開設、地域一帯に交通宿泊支援機能を含む複合機能を配置しようとするものです。今後の展開が注目されます。
○テーマ2 : 「地方自治体から見た秋葉原」
プレゼンテーター: 鳥取県東京本部長 大場尚志氏
水木しげる、谷口ジロー、青山剛昌など日本を代表する漫画家を輩出する鳥取県が、2011年から本格的に取り組むまんがやアニメを活用した地域活性化についてお話しいただきました。昨年は「国際まんが博」や「第13回国際マンガサミット鳥取大会」を県内で開催し、今年度も取り組みを継続する一方、秋葉原ではATPAと連携し相互地域活性化や地域ブランド力向上を図る情報発信イベントを展開しています。また、10月にはコンテンツビジネスの創出・育成を目的とする「まんが王国とっとり秋葉原倶楽部」がオープンするなど、秋葉原との関係はますます深まっています。
◇テーマ3 : 「マンガの故郷トキワ荘にふるさと納税寄付を!」 マンガを活かした街づくり
プレゼンテーター: 首都圏新都市鉄道株式会社 代表取締役専務 小室裕一氏
(NPO法人日本マンガ・アニメトキワ荘フォーラム副理事長)
NPO法人日本マンガ・アニメトキワ荘フォーラムは、マンガ・アニメの原点であるトキワ荘で育まれた連帯の精神の顕彰・伝承、世界に誇る知的財産であるマンガ・アニメ文化についての研究・振興、そして、地方自治体・関連団体との交流・連携による情報発信を目的に設立されました。さまざまなプロジェクトを展開するための予算獲得の手段として、「ふるさと納税寄付」を豊島区に提案するなど、同法人が取り組む先進的な活動について発表していただきました。
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