●ここ数年の秋葉原
近年秋葉原は、JR秋葉原駅周辺を中心に進む再開発、つくばエクスプレスの開通、また従来の世界最大の電気街という街の顔に加え、アニメーションを始めとするポップカルチャーやITに象徴される先端技術等新旧文化の集積地として、日本のみならず海外からも注目を集めています。
秋葉原の魅力を求めて国内外からの訪問客が増加し、メディアへの露出頻度が高まる一方で、これらの動きが地域の活力アップ、ブランド力の向上に効果的に活用しきれていないのではないか、という声があがり始めました。新旧大小のさまざまな企業や団体等の活動が、各々成功へのプロセスを辿っているにもかかわらず、街の変化が急激なため、特に異業種組織間のコミュニケーションがいまだ稀薄であることがその一因と考えられます。
●横断型組織の誕生
平成17年、初めてエリア内の様々な組織が一堂に会し、連携推進のための横断型検討会が開催されました。今までは、訪問客を取り込むために免税店合同のセールスキャンペーンや、外国人対象の無料まち歩きツアー等が個別に行われてきましたが、この検討会をきっかけに各種商業施設、学術機関、飲食施設等の連携への取組みが始まりました。詳しくは、「NPO設立への取組みから発足までの道のり」をご覧下さい。
●今後の展望 今後私たちは、秋葉原内にとどまらず他の地域との連携も進め、街全体の持続的発展を目指していきます。また、秋葉原の魅力を恒常的に発信することにより、政府が推進する訪日観光/集客交流産業促進施策や日本ブランド発信施策等にも貢献できれば、と考えます。秋葉原を訪問して下さる方には最高のおもてなしをして何度も来ていただきたい、秋葉原で一緒に活動する方とは最高の信頼関係を築いていきたいという気持ちを持ちながら日々の活動を楽しく続けていこうとメンバー一同意欲を燃やしております。
●本協会の事業領域 本協会では、以下の事業を重点的に進めていきます。
- 地域に関わる情報の収集/提供事業、地域の総合案内所の運営事業
- 国内外からの訪問客誘致に関する調査・企画・協力・PR活動を図るための事業
- 国内外からの訪問客に対する「おもてなし」実践の為の基盤整備や交流促進等に係わる事業
- 地域内各種組織間の横断型連携とまちづくりの推進に関わる調査・研究・普及・啓発事業
- 地域(観光)資源の掘り起こし等「秋葉原」のブランド価値を高め、地域の持続的発展に貢献するための調査・研究・普及・啓発事業
- 秋葉原における新産業の開発創造を支援するためのコーディネーション等に係わる事業。
- (1)〜(6)まで掲げる事業に関する広報・宣伝及び出版事業
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