中東湾岸諸国の石油会社管理職訪日団が秋葉原を視察
財団法人日本国際協力センター(JICE)様からの要請により、ATPAは2月18日(土)、GCC(湾岸協力会議)国営石油会社管理職訪日団8名に対し、通訳案内士による街あるきツアーを含めた、秋葉原の研修セミナーを実施しました。
今回の訪日団の目的は、欧米とは異なる企業文化を持つ日本的経営の「強み」を理解することで、10日間の日本滞在中、企業視察やケーススタディ等のプログラムが組まれており、その一環で秋葉原視察が行われました。研修プログラムの中で秋葉原は、これからの日本を牽引すると言われるコンテンツ産業を担う街、と位置付けられており、マンガやアニメをはじめとする日本のポップカルチャーが「クール」な文化として海外で評価されていることがその背景にあります。
講義会場は、AKB48 CAFE & SHOP AKIHABARAにご協力いただき、秋葉原らしい雰囲気を体験しながらセミナーがスタート。泉事務局長が、戦後の秋葉原がたどった歴史的変遷と時代ごとの産業との関係性や、ポップカルチャーの聖地となった現在の秋葉原について説明しました。また、非営利団体のATPAが地域で担う役割や、地域活性化に関わる事例として「秋葉原おもてなしプロジェクト」等も解説しました。続いて、木脇理事がツアーコースの紹介をしつつ、絵巻物と現代の漫画・フィギュアの類似点を例にとり、日本のポップカルチャーが持つ歴史的・文化的背景をわかりやすく解説しました。
ツアーでは、戦後の面影を残すパーツ街から最新のポップカルチャーの店舗等をご案内。計測器ランドでは、各種計測機器の豊富なラインアップに関心が寄せられていました。他にも、重層化した歴史を今でも実際に見ることができる、秋葉原ならではの魅力を体験していただきました。
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