観光庁「訪日外国人旅行者の受入れ環境整備事業」に協力
秋葉原が観光庁から23年度「訪日外国人旅行者の受入れ環境整備事業」戦略拠点に選定されたため、「秋葉原地区における地域とのタイアップによる観光案内所の機能強化」に関する取り組みが実施されました。ATPAは、多言語観光の研修プログラムを担当し、講義のテキストや実地体験用の案内補助ツールを作成、研修生は講義、視察を経て、最後に簡単な案内業務を体験しました。
本事業では千代田区が窓口となり、2011年10月〜2012年3月にかけて、ATPAと秋葉原タウンマネジメント株式会社(TMO)がそれぞれ外国人旅行者のための環境整備を図る活動を展開しました。ATPAは、跡見学園女子大学観光マネジメント課の学生18名に対し、約半年にわたり多言語観光案内に関する研修を行いました。
10月には第一段階として、街に関する基礎的な知識の習得と、秋葉原にあまり馴染みのない学生の興味喚起を目的として、松波理事と泉事務局長が秋葉原の歴史や文化をはじめ、秋葉原観光の概要、ATPAの外国人観光客誘致や地域内連携の取り組み等について講義をしました。
続いて11月には、学生達が秋葉原を訪れ、講義で紹介された主な店舗や施設を視察し、ATPA会員の通訳案内士の方々から、外国人旅行客のニーズや接客の心得、留意点などの説明を受けました。
研修の仕上げは2月〜3月にかけて実施され、免税店の協力により店頭に臨時の案内デスクを開設、学生達は通訳案内士のサポートのもと、外国人旅行者に対してATPAが作成した補助ツールを活用しながら観光案内を体験しました。
本事業で制作されたテキストやツール類は、今年度も秋葉原の観光案内に活用されています。
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