韓国大学生訪日研修団が秋葉原の文化を視察
11月11日、ATPAは財団法人 日韓文化交流基金様より依頼を受け、韓国大学生訪日研修団へ向けた秋葉原研修セミナーを開催しました。会場には30人が集まり、講義後は通訳案内士の引率のもと街を視察しました。
日韓文化交流基金様は、日韓両国民間の文化交流を強化し、相互理解と信頼関係を推進することを目的に設立された団体で、人的交流と学術・文化交流を深めるための事業を展開しています。今回の研修団は「地域おこし・地域ブランド力」をテーマに、関東から関西にかけて10日間の視察を行いました。
ATPAは2010年より同団体からの研修セミナーの要請を受け入れています。講義では、泉事務局長が、現在の活動や取り組みと秋葉原の街の歴史を解説し、地域おこしに関わる事例として「秋葉原おもてなしプロジェクト」等の紹介をしました。また、木脇理事はツアーの訪問箇所の説明に際し、「源氏物語絵巻」に代表される数百年前の日本の絵巻物と、現代の漫画などのポップカルチャーの双方が有する視覚的連続描写という共通性を取り上げ、秋葉原の魅力のみならず日本の伝統文化もわかりやすく解説しました。
講義後のツアーでは、パーツ街や最新のポップカルチャーの店舗を視察し、ラジオ・パソコンパーツや、漫画・アニメ・フィギュア・コスプレなど秋葉原の多様な文化を紹介しました。また、ATPA法人会員のメイドカフェの協力を得て、本場の「萌え文化」を体験していただきました。
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