◆NPO設立前後の活動
相次ぐ視察への対応に協力
◆外国人記者のグループが秋葉原を視察
7月末、(社)日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ)に(財)フォーリン・プレス・センターから外国人記者グループによる秋葉原視察の依頼が入り、当法人(ATPA)でも対応のお手伝いをさせていただくことになりました。同センターは、外務省が実施する中国及びアジア諸国プレス対策事業「ポップカルチャー」を受託、地域産業振興の視点からポップカルチャーを捉えアジアの記者へ紹介するにあたり、その一環として、TIJが主催しATPAが運営する「秋葉原新発見ツアー」を事業の一部として取り上げたいというものでした。
10月23日(火)午前11時、毎日経済新聞社(韓国)、東方日報(香港・中国)、ストレイツ・タイムズ(シンガポール)、タイムズ・オブ・インディア紙(インド)などアジア10ヵ国の主要メディアの記者が秋葉原に集合。ホビーショップ壽屋、ツクモロボット王国、東京アニメセンター等ポップカルチャー関連施設を中心に1時間程度の視察の後、ラジオ会館にて質疑応答を行いました。当日のガイドはTIJの田所事業部長が務め、ATPAスタッフもサポートをしました。質疑応答では、国別の買い物の嗜好からオタクの意味まで多岐にわたる質問が出され、田所事業部長に加え、ATPA宝田事務局長が最近の動向などを織りまぜながら回答しました。記者の皆様は経済担当、娯楽担当など様々で、アニメやマンガに関する知識も人それぞれでしたが、アジア諸国でも新しい文化/産業としてのポップカルチャーへの関心が高いことを確信させる日となりました。
◆TCVBタウンアメニティ委員会が秋葉原を視察
2007年11月13日、(社)日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ)経由で、(財)東京観光財団(TCVB)のタウンアメニティ委員会の視察依頼を受け、当法人の松波理事が約20名の委員の方々を案内しました。同委員会は旅行代理店を始め、宿泊施設、会議運営、エリア観光協会や商工会、出版など様々な企業、団体で構成されています。また、約3年前に一度秋葉原を視察しており、秋葉原活性化の提言を行ったそうですが、この度は最新状況を再度チェックしたいとのことでした。
2005年を節目に秋葉原は大きく変わりました。筑波エクスプレスの開通、UDXビルとダイビルから成る駅前再開発のシンボル「秋葉原クロスフィールド」のオープン、店舗も閉店、移転、新規開店が目まぐるしく、中央通りの街並も変化を続けています。ここ数年クローズアップされてきたアニメ、マンガ、フィギュア関連のショップ、また今でこそピークを過ぎたと言われてはいるもののメイド喫茶など、当時はいわゆる行政視察の対象になりえなかった新しい文化も生まれています。
当日は、ラジオデパートのような古き良き秋葉原を始め、キャラクターショップやガチャポン会館、免税店、ICIC(新産業文化創出研究所)、東京アニメセンター等新旧の主要スポットをまわった後、松波理事による「変貌する街・秋葉原」のレクチャーと質疑応答の場が設けられ、約2時間の視察は無事終了しました。
新しい秋葉原
昔ながらの秋葉原
質疑応答中の松波理事
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